〜 ten years after 〜 10年後の日常
† あとがきと御礼 †
最後まで読んでくださって有難うございました。
全57話。ここまで長くなるとは思わなかったです。
テーマは「不二君の10年越しの片想い」です。
不二菊パラレルといいながら不二の心理描写にウエイトを置いた感じだったので連載が長引くにつれて私もかなり不二に感情移入してしまいました。
データを見たら連載開始が前サイトで2003年7月6日になっていました。約2年弱ですね。
前サイトからずっと来て下さっている方もおられるみたいでホントに有り難いです。
そもそも未来ものパラレルをやろうと思ったのは不二と菊の同居物語が書きたかっただけという単純な理由からなんですね。他のサイト様でちょくちょく未来モノを読ませて頂く事があったのですが菊がヒモだったり不二が社長だったり・・・ストーリーは面白いのですが現実離れしていたのでだったら現実味のあるものを自分で書いちゃえってことで・・・
元々文章が苦手なので現実離れしたものを文章だけで想像を掻き立てさせるという芸当が出来ませんので不二も菊もごく普通のどこにでもいる社会人という設定にして読み手にとって「こんなお兄さん近所にいてもおかしくない」と想像し易くしてみました。というか現実味溢れるほうが私も書きやすいということで(笑)
とりあえず最初の設定は
・不二はホモ、菊はノーマルで不二が菊を如何にして陥落させるかの困難物語
・不二、菊、佐伯で三角関係
・菊はラストに銀行強盗に遭遇するので銀行員という設定にする
・不二は海外によく行く仕事
不二が銀行強盗に遭ってバタバタの菊丸に堪えきれずに告白するのは最初から決めていました。友達でいようと決心したのを覆す出来事に遭遇させるということを考えていたら普通の民間人が命に関わる危険な出来事に突然遭遇することって銀行強盗かなと思いました。
菊の勤め先が銀行じゃなくて信金なのはあの人当たりの良い笑顔で営業まわりしたら似合うだろうなあと思ったからです。
■不二と菊丸が住んでいるマンションについて
・都内に住んでいます。大体どのあたりかというのは全く考えておりません。リョーマと乾は三軒茶屋にある会社の寮という設定にしましたがこの二人に関しては何も考えないようにしました。2LDKで築15年だけど広い家です。電車の駅からは結構歩きます。住んでいるのは3階です(306号室←笑)
・知人に建築士がいるので部屋の見取り図を頼んでみましたが描いてくれる前に連載が終わってしまいましたので私が適当に描いてみました。(建築設計図の心得がないのでツッコミは勘弁して下さい)

実のところ番外編を数本考えております。まだまだ謎のままのこととかありますしね。
手塚がアメリカ行きを決意したいきさつだとかリョーマに去られた乾のその後とか京都で裕太君は何してんだとか佐伯のその後とか、真田以外の立海三強は何しているんだとか(警視庁捜査一課・真田弦一郎ってのはやりません←笑)
あと、BGMを提供していたヤマハのサイトが連載途中に閉鎖してしまいました。残念ですが今までにDLした分は引き続き利用してもよいとのことでしたので使用させていただきました。
今後はぼちぼちのペースで番外編のUPとなりますがよろしければ今後もお付き合いして下さると嬉しいです。
2005年3月6日(36の日) tobby
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